一見、絹に近い繊維はいろいろ作られていますが絹の長所である[冬は暖かく、夏は涼しい]という特徴は真似できません。
絹は合わせにして裏付きに仕上げると冬も暖かです。また紗や絽は風を通し肌にべたつかず、夏涼しく快適に過ごせる素材です。
そこで見分け方を少し紹介致します。

・人絹と絹の簡単な検査方は燃やしてみることです。
1cm幅ほどに切った紐状の布に火をつけてみましょう。
絹は燃えた後に光沢のある黒い灰が残り(図A)髪の毛を燃やした様な蛋白質の燃える匂いが残ります。
また人絹は紙と似た成分なので簡単に燃え尽きます(図B)
また燃え残ったとしても(図C)灰は白っぽく軟らかくさわるとふわっと消えてしまいます。
・絹と化学繊維も燃えかすは似ています。
絹の燃えかすは黒く光沢がある蛇状(図D)に対して化繊は白くふわふわ(図E)です。
慣れると見ただけで絹と化繊の見分けはつきますが迷ったら極一部でも燃やしてみて検査してみましょう。
(図F)左が絹の縮緬、右がポリエステルです。絹の縮緬の燃焼過程は(図G〜H)ポリエステルは(図I〜K)です。
キュプラと羽裏の羽二重は一見似ていますが羽二重の燃焼と灰は(図L.M)キュプラは(図N.O)となります。
透けた素材の絹の紗と化繊のゴースも似て見えます。
(図P)の左が紗、右がゴースです。同時着火(図Q)するとゴースはあっと言うまに燃え尽きてしまいます。
とても薄い素材ながら絹は残っています(図R)
図A 図B 図C 図D 図E 図F [図G 図H] [図I 図J 図K] [図L 図M] [図N 図O] 図P 図Q 図R